ハヤテノコウジ公式サイト

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自分の大好物をスケッチする #自分と過ごす時間

Banana1228


使用アイテム:カランダッシュ スプラカラーソフト

日々の生活の中で、絵に描きたいモチーフに出会ったとき、私はとにかく写真を撮っておきます。それはあとでスケッチの素材となりますので、ただ撮影するだけでなく、どのように表現しようかな、と考えながら構図をとらえます。これだけでもかなり楽しい時間です。仕事以外の絵を描くときは、スケッチブックではなくてノートや手帳を使います。なぜかと言うと、それは世界で一冊の「自分の本」になるのです。特にワクワクするのが、好きな食べ物をスケッチすること。私が「好物マップ」と呼んでいる、大好物をページいっぱいに描く行為は、おいしかった記憶を心に蘇らせます。身体に良いとか悪いとか、健康に良いとかそうでないといった物理的な常識は、現実世界の片隅にちょっと置いて考えてみてください。自分が本当に好きな食べ物を描きましょう。大丈夫です。ノートの上の空想世界であれば、いくら書いても(食べても)問題ありません。ビールが好きなら、今まで味わったビールの写真を見ながら、グラスから中身まで、自分の好きなようにスケッチしてみましょう。行列に並んで食べたパンケーキが忘れられないあなたは、その魅惑のタワーを下から上へと再現してみて。クリームやシロップ、ベリーやバナナなども配置していくと、ああまた食べたいな、おいしかったな、と思い出してきませんか?私はこれを「記憶の再食」と呼んで楽しんでいます。

それならばぜひやりたい。でも絵の描き方や色の塗り方がわからないですって?大丈夫です。安心してください。私も愛用する水性色鉛筆「カランダッシュ スプラカラーソフト」には、なんと色の塗り方の説明書が付いてきます。その技法の1つを使って描いたバナナがこちらです。イエローを全体に塗ってから芯の先に水を直接付けて、凹凸を再現。さらに魅惑の茶色い班点(シュガースポットといいます)の模様をブラウンを使って配置していきます。私は毎朝バナナを食べるほどバナナ好きなのです。バナナは産地や熟した具合によっていろいろな表情をしてくれるので、ときどきスケッチしています。スプラカラーソフトにはグレーが入っています。こちらで影を表現してみると、ちょっと立体的になりましたね。パンケーキのスケッチも紹介しておきます。実際にはいろいろなメーカーの色鉛筆を組み合わせて、自分のお気に入りのフードや最高だったグルメの絵を描いています。あなたもぜひ家の中から紙とペン、色鉛筆などを取り出して、大好きな食べ物スケッチにチャレンジしてみてくださいね。

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