ハヤテノコウジ個展「記憶の結晶」2025年9月5日(金)〜9月7日(日)
2025年5月24日 (土)
12年ぶりの個展、ひとつの区切りとして
創作開始から25年、イラストレーターになって10年を越えたハヤテノコウジが、過去作品と新作を交えた展示会を開催します。自分の人生の1つ1つの瞬間で、グッと来た記憶を題材に創作してきた経緯から、大きな区切りとなるこの個展のタイトルを「記憶の結晶」としました。水彩画からアクリル画へ、そしてモレスキンなどの手帳やノートを使った「スケッチジャーナル」へとキャンバスを変えて来た結果、自分の記憶が時間を経過して結晶となり、自分の人生を作ってきたことに気づきました。これは一時期はバラバラだった自分自身の存在が、その時々の行動と感情の選択によって次第に集まり、それを創作活動として集合して「やっとひとつになってきた」感覚です。そこで、展示テーマは「Oneness(ワンネス、一体性、独自性)」としました。人間を長い間やってきてわかったのは、心が散らかったりネガティブ思考になると自分が分裂する感覚がありました。私はそれを創作活動を通じて心身のバランスを取り、自分で選択して目的に沿った自発的な行動に出ることができました。私の場合は創作活動とスケッチジャーナル活動であり、人それぞれ文学やスポーツ、趣味、仕事などで同じことをやって一体性を維持しているのだと思います。展示会場では、過去作品の再解釈やコラージュの展示、新作の展示、オリジナルグッズの制作・販売を通じて、創作活動がどのように影響を与えてきたのかを解説したいと思います。
来て欲しい人は「自分の人生に好奇心を向けたい人」
誰に対しての展示なのかというと、まず自分自身の創作活動の区切りとして、過去の自分から今の自分に対しての発表になります。そして同じようにご自身の日常、瞬間、愛するもの、お気に入りの情景などをスケッチとして表現したい方に向けて、独自の創作活動を続けるとどうなるのかの実験結果を見ていただきたい。大人になってから、たまたま創作活動を開始して、それをやめなかった。ずっと続けてきた。お茶を飲むように、散歩をするように、本を読むように、映画を見るように、好きな人たちをおしゃべりをするように。それらと同等のものとして、絵を描いてジャーナリングをして、その2つを合わせてスケッチジャーナルを生み出した。その歴史をプレゼンテーションします。
今までスマートフォンだけを操作していたあなたが、創作活動に関心を持っているとします。誰かのアートに影響を受けてペンとノートを使って何かを書き始める時、何かをスケッチし始める時、人間本来が持っている好奇心と心揺さぶる感情に火が灯ると思います。そして歩き始めて、時には旅に出て、毎日の生活の視点が変わるような出来事に出合い、自分のパラダイムが変わっていうかもしれません。他人の情報や指示を受け取ることが中心だった人生に、自分で決めて自分で行動する意欲が加わり、自分を知り、自分を好きになり、そして大人になってバラバラになってしまった心を、再び1つにすることができる日が来る。短期間のブームに終わらず、あなた自身が創作活動を続けていく、日曜日だけでもいいので続けていく習慣が3年経った時、あなたの手元とあなたの手には独自性を持ったクリエイティビティが備わっていると思います。バットを、グローブを、ボールを持って野球を始めたヒーローがそうだったように、「続けること」が創作の全てです。私は個展会場であなたを待っています。幸せのきっかけは、創作に夢中になって生まれる「自分なくし」から始まります。それは何でしょうか。答えは会場にてたっぷりご紹介します。ちょっとまだ暑さが残りそうな9月に、あなたと私の人生が変わるような瞬間にたくさん遭遇できることを、いまから現実のものとしてイメージしています。お待ちしております。なお私はいつも仕事でAIをかなり使っていますが、この文章は(今のところ)生の文章だということをお伝えしておきます。(ハヤテノコウジ)
個展情報
会期 | 2025年9月5日(金)〜2025年9月7日(日) |
会場 | STUDIO SOIL B(1F/2F)最寄駅:馬喰町駅 (JR総武本線) 徒歩2分 |
住所 | 〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町10−5(google map) |
時間 | 9/5(金)14:00-22:00 9/5(土)10:00-20:00 9/7(日)10:00-18:00 |
展示 | ハヤテノコウジ作のスケッチジャーナル作品/その他作品/オリジナルグッズ他 |
料金 | 1,300円(チケット購入ページ準備中/当日もチケット購入可能) |
対象 | スケッチ生活を始めたい方、スケッチジャーナルに関心のある方等 |
在廊 | ハヤテノコウジは3日間在廊(休憩時間を除く) |
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