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2021年版マンスリージャーナル

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手帳のカレンダーページを使って、その日のトピックスをまとめていく「マンスリージャーナル」。2014年から「マンスリー絵日記」という名称で続けていました。スケッチジャーナル本を出版するタイミングで、名称を合わせるために「マンスリージャーナル」に変えています。

2021年も全てのカレンダーのマスを埋めることができました。

作り方は拙著「スケッチジャーナル 」の中でも紹介しています。

まず「三行日記」という手帳を作ります。これはできるだけ毎日、記録します。あった出来事の第一印象をそのまま書くのではありません。さてどうだったか、何か前向きに捉えるヒントはあったかな、今回の出来事はなぜ起きたのかな、意味はあるかな。といった具合に、「解釈」を考えていきます。そして出来事を「ポジティブに」解釈できた場合は、そのトピックがすぐにわかる見出しと三行程度の文章ににまとめます。他にはスナップショットを撮影したり、資料を保管しておきます。(ネガティブな事象への向き合い方は、別の機会に紹介します)

材料が揃ったらスケッチジャーナル用の手帳のカレンダーに、絵と文字(見出しとキャプション)で整理していきます。ポジティブに解釈できた項目は「もっとやるリスト」へ、そうでなかった項目は「もうやらないリスト」に書いておきます。毎日1つずつ描いていく人がほとんどですが、僕は半月や1ヶ月分をまとめて描きます。多忙すぎる時期は数ヶ月分を一気に埋めていく場合も。三行日記さえ書いておけば、後で書くための準備ができているのも同然なので大丈夫なのです。

1ヶ月、1年とマスを埋めていくと、自分のポジティブあるいはニュートラルな記憶のパーツが溶け合っていく感じがして、「あーなんだかんだ言っても楽しい人生だなぁ」「ありがたいなぁ」「自分が好きなことがいっぱい描いてあるなぁ」という思いがこみ上げてきます。

これって人生を自分で決めている、自己評価し直していることになり、とても気持ちが良くなります。

そうは言ったって忙しいから全部のマスが埋まるわけがない、そんなに絵を描いたこともない、という反応があると思います。ということで始め方と続け方を、2年かけてスケッチジャーナルの本にまとめました。初めての人がどうやって向き合うか、途中でやめてしまった人が再開するにはどうしたら良いか、さらに発展させるには何が必要か、という3つの視点を徹底的に考えて書きました。

続けていると、結果として絵を描くのが楽になってきます。しかしこれは一般的にイメージする描画技術が上がる、絵がうまくなるという現象とはちょっと違います。自分らしさが詰まった、自分ならではの「うまい絵」です。僕の場合も絵の1つ1つの描画技術は高くはありません。味がある絵、へたうま系というジャンルに近いでしょう。自分の絵を描く技術が向上する。自分らしさの再現性が高まる。こちらの方が、誰が見ても上手な絵を描くよりも近道で、自分の表現力が高まっていくのを実感しやすいです。

自分の創作スタイルを書いた本を出すなんて、全く思っていなかった2010年くらいから、スケッチジャーナルを充実させたい、スケッチジャーナルに描きたいからそこに行く、といったアクティブな生活を続けてきました。コロナ禍になってからは、身近なものに目を向けるようになっています。その前の誌面よりも、刺激的な内容が減っているのは否めません。でも半径3メートル、1キロ、10キロあたりの出来事をもっとじっくりと観察する機会になっています。

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